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2016年11月の記事

2016年11月20日 (日)

オオハクチョウとタンチョウ 今年もたくさん飛来!! その2 タンチョウ編 2016年11月20日掲載

今回は「その2 タンチョウ編」です。併せてタンチョウやオオハクチョウの群れに混じっていたヒシクイもご紹介します。

タンチョウは道東地方に留鳥として生息する大型のツルで、漢字で表すと「丹頂」となります。「丹」は赤色を、「頂」は頭の最上部を意味します。つまり「頭のてっぺんが赤い」という意味になります。確かに頭頂の赤いタンチョウを確認できますが、一方でほとんど赤くない個体も見かけます。この差はその個体がいかに興奮しているかに依存しています。彼らの頭頂の赤くなる部分をわかりやすく言えば、ハゲなのだそうです。そして興奮の度合により血流が増し、結果として赤みが増減するという仕組みとのことです。赤色の正体は血液の色というわけですね。

ではタンチョウが優美に歩いていく姿をご覧ください。尾羽が黒いように見えますが実は尾羽ではなく、翼を畳むと翼の黒い部分が重なってあたかも尾羽が黒いように見えるのです。本当の尾羽は白く、意外と小さいのです。Tomy_20161111_dmc_0243_2

タンチョウは家族単位や仲良しグループで集団を形成するそうです。若鳥では、成鳥の長い首の黒い部分が茶色であることと、胴体の白色である部分に茶色の羽が混ざっています。この写真では右から2羽目が若鳥ですね。Tomy_20161111_dmc_0200

タンチョウの翼の羽の綺麗な並び方をご覧ください。翼の黒い羽の部分が、前述の翼を折りたたんだ時に、あたかも黒い尾羽のように見える部分です。Tomy_20161111_dmc_0877

顔のクローズアップです。前述の「頭頂がハゲている」というのがご覧になれます。赤みもそこそこあるので、興奮気味なのでしょう。Tomy_20161111_dmc_0557

採餌をしている時のクローズアップです。雑食性なので、カエル、魚など動物性の物も食べますが、これらが捕れにくい冬は作物が刈り取られた後の畑にやってきて、こぼれたトウモロコシやその根をほじくって食べたりしているようです。Tomy_20161113_dmc_0400


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採餌中の若鳥です。Tomy_20161111_dmc_0662


畑の端から隣の畑に移動する時に、わざわざ飛ばずに道路を横断して歩いて行きます。何故なのか考えてみると、彼らは大型の鳥であるために体重が重く、離陸に必要な距離を助走しなくてはならないからだろうと私は推測しています。この離陸時の「助走」についてはオオハクチョウも同様です。別の例えをすると、貨物便の飛行機で貨物を満載している時は滑走路をフルに使わないと離陸出来ませんが、小型機の場合は小鳥のようにすぐに離陸出来てしまいます。Tomy_20161113_dmc_0058


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ここからはタンチョウの優美な姿を見ていきます。縄張りを主張したりする時に、コオーッと鳴いて翼を広げて表現します。 頭頂の赤色が興奮の度合を示しています。Tomy_20161113_dmc_0369_2

鳴き合いです。コオーッと同時にコッコッと鳴くのは、前段のコオーッが♂で後段のコッコッが♀の「♂の呼びかけ」に対する返事と言われています。Tomy_20161113_dmc_0933

4羽で鳴き合いです。
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お揃いでダンスが始まりました。興奮して頭頂も真っ赤です。Tomy_20161111_dmc_0080_2

頭上を通過する姿です。晴れていたらもっと綺麗だったでしょう。Tomy_20161111_dmc_0545

こちらへ向かって飛んできます。見事な編隊飛行です。Tomy_20161111_dmc_0538

別の畑に移動です。Tomy_20161111_dmc_0448

びっくりしました。私のすぐ前を横切って行きました。Tomy_20161111_dmc_0433

別の畑から一団となって飛来です。Tomy_20161111_dmc_0259

親子の優美な飛翔です。一番下が若鳥です。Tomy_20161111_dmc_0158

こちらも他の畑に移動です。Tomy_20161111_dmc_0481

タンチョウ、オオハクチョウに混じって寒帯、亜寒帯に生息する大型のガンの仲間、ヒシクイが群れとなって集まっていました。遥々ロシアから越冬のためにやってきたのでしょうか。Tomy_20161111_dmc_0328

クチバシの先端が黒で次に黄色の部分があります。Tomy_20161111_dmc_0614

オオハクチョウの縄張りに入り、追い払われて、あわてて翼を広げ逃げていくところです。Tomy_20161113_dmc_0361

後姿です。Tomy_20161111_dmc_0310

群れの1羽を撮ってみました。Tomy_20161111_dmc_0322

今年のタンチョウとオオハクチョウ撮影旅行の写真をこれで終わります。天候にあまり恵まれず、絞りとシャッタースピードの変更に忙しく、満足のいく写真が撮れず残念でしたが、来年に期待することに致しましょう。


2016年11月19日 (土)

オオハクチョウとタンチョウ 今年もたくさん飛来!! その1 オオハクチョウ編 2016年11月19日掲載

都会育ちの私は雪道やアイスバーンの路面を走行するのが苦手なので、積雪のある前の11月中旬にオオハクチョウとタンチョウを撮りに行ってきました。天候は半日だけ晴れ、残念ながらあとは小雨模様の曇天でした。

今回から「その1 オオハクチョウ編」と「その2 タンチョウ編」の2回に分けて写真を紹介させていただきます。彼らの美しい姿と飛翔をご覧ください。

初めに彼らのいる場所の隣の雑木林の落葉状況をご覧ください。このくらいになると飛来数も明らかに増えてきます。
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オオハクチョウはアムール川流域など、ロシアから飛来するそうです。果たして彼らに会えるかどうか期待に胸を膨らませて、車で走り回り居場所を探したところ、ある畑にタンチョウと一緒におよそ300~400羽くらいの個体を見つけました。壮観です。
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オオハクチョウの成鳥と若鳥は前者が白い羽で全体が覆われており、クチバシの付け根が黄色であること、後者は全体に灰色でクチバシの付け根が白色であることで見分けることができます。この写真では真ん中が若鳥です。Tomy_20161111_dmc_0117

足は黒色で短く、立派な水掻きがあります。Tomy_20161111_dmc_0227

畑に集まって来るのは、トウモロコシなどの作物が刈り取られた後に残っている根やこぼれ落ちた実を食べるためだそうです。Tomy_20161111_dmc_0853

翼を広げた時に、部位ごとにきれいに並んだ羽根を見ることができます。Tomy_20161111_dmc_0903

採餌して満腹になったのでしょう、親子で休憩中です。Tomy_20161111_dmc_0196

柔らかな冬の日差しを受けて若鳥3羽が昼寝です。Tomy_20161111_dmc_0576

数羽が突然コオッ、コオッと鳴きながら翼を広げて長い首を伸ばしダンスを始めました。「鳴き合い」です。♂と♀、家族同士や仲の良い仲間で見られる行動のようですが、互いの絆の確認とか挨拶を交わしている、という説が有力のようです。Tomy_20161111_dmc_0744


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円陣を組んでいるグループもいました。何の会議をしているのでしょうね。Tomy_20161111_dmc_0207

家族(親鳥と4羽の若鳥)の優美な飛翔の姿です。Tomy_20161111_dmc_0531

朝霧の中を飛ぶ8羽の編隊です。迫力がありました。Tomy_20161113_dmc_0132

朝霧の中、最終着陸体制(Final approach course)に入ったところです。Tomy_20161113_dmc_0249

翼と翼の間隔維持は完璧です。きっと人間はこれを真似て編隊飛行技術を習得したのでしょう。Tomy_20161113_dmc_0252_2

着陸地点目指して旋回し、高度を下げてきたところです。飛行機でも同じ方法をとりますね。野鳥たちから飛行技術を学んだわけですから。
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まもなく着陸です。一番手前の個体は既に足を降していますね。飛行機ならGear downの状態でしょう。
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着陸寸前の体制です。見事な姿勢制御ですね。Landing_tomy_20161111_dmc_0781

目標地点に着陸するための減速をしているところです。飛行機で言うとスロットルレバーを絞っているところでしょう。この後に前方に羽ばたいて急減速し、目指すところに着地です。飛行機に例えると着陸後、滑走路上で逆噴射して急減速という状況でしょうか。Landing_tomy_20161111_dmc_0783
「その1 オオハクチョウ編」をこれで終わりますが、撮影に際しては彼らと一定の距離を保ち、近づきすぎないように心がけること、そして自らの動きも静かにゆっくりとすることが求められます。 そうでないと彼らを遠ざけてしまうからです。 当然スマホのカメラ機能を使って大きく撮ろうと接近するのは、彼らとのマナーに反することになります。よって、撮影機材もマナーに適合するよう準備する必要があると思います。
次回は「その2 タンチョウ編」です。興味がお有りでしたらご覧ください。

2016年11月 9日 (水)

アカゲラ、やっと撮れました。 2016年11月09日掲載

そろそろ朴の木の果実も完熟となり、アカゲラ、アオゲラたちがそれの種子を求めてやってくるのではないかと様子を見に行ってきました。
朴ノ木の果実は完熟どころか、もう既に干からびたようになっていて、種子もほとんど食べつくされた感の状態でした。今回はその時の様子をご紹介します。

他のカメラマンの皆さんも一瞬「アカゲラか?」とどよめきましたが、最初に現れたのはヒヨドリ。相変わらずボサボサ頭で朴ノ木のてっぺんにやってきました。
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「な~んだヒヨドリか!」とカメラをおろした時です。どなたかが「あっ!アカだ!」と思わず小声で言った途端、一斉にカメラの砲列は朴ノ木に向けられ、「どこですか?」コールが始まりました。ヒヨドリに続いて確かにアカゲラを確認できました。それがこの写真です。上半身は見えませんが、それは明らかにアカゲラの赤いお腹の羽毛でした。
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いつ出てきてこちらを向くかわからないので、皆さんも重いカメラを構えて、ひたすらチャンスを狙います。やっと向きを変えて、その姿を見せてくれたのがこの写真です。
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上のほうが気になるらしく、時々上のほうを見ていました。
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そして次の瞬間、どこかへ飛び去ってしまったのです。アカゲラは一か所に留まる時間が短いので、来た時に撮りまくるのがコツなのでしょう。暫く静寂の時が過ぎ、いきなり何かが朴の木に飛び込みました。「またアカか?」と皆期待に胸が膨らみましたが、今度は♀のアオゲラでした。
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この♀のアオゲラは一か所の果実に長時間しがみついて離れませんでした。そのため、どなたかが「このアオゲラのお嬢さんはしつこいな~」とつぶやくと、どこからともなく笑い声が起こりました。
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このアオゲラも前述のアカゲラのように上の方が気になるらしく、度々上の方を見上げていました。オオタカなどの猛禽類を警戒しているのでしょうか?
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長居をして食べまくったので満腹になったのでしょう、フンをしてどこかに飛び去ったと思ったら、暫くしてコツコツとドラミングが聞こえてきました。それがやむと以前に♂のアオゲラが入った巣穴の中を覗いていました。入ろうか、入るまいかとたいそう悩んでいるようで、頭を入れたり出したりを何回も繰り返していましたが、結局入ることはありませんでした。
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やがて彼女もどこかへ飛び去り、長い静寂が続いたので私も帰途に就くことにしました。その途中で飛び出してきたのはシジュウカラでした。枝にとまる瞬間で、まだ左足しか枝についていません。飛んできて両足を揃えてとまるのかと思ったら、片足ずつ枝をつかみました。
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連写2枚目の写真です。両足で枝をつかんでいます。勢いづいて、やや前屈みぎみですね。
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この朴ノ木にアカゲラ、アオゲラが集中的にやってくるのもそろそろ終わりのようです。
今年は他の朴ノ木の結実がほとんどなかったので、この木に集中したと思われます。来年はおそらくこの木の結実が少なく、他の朴ノ木が多くの果実をつけることになるのではないでしょうか。つまり、来年は今年のようにここでキツツキたちの写真は撮れないのではないかと思います。


2016年11月 4日 (金)

スズメ特集(雀たちのありのままの姿を紹介します。) 2016年11月4日掲載

誰もが知っている身近な野鳥、スズメ。今回は彼らのありのままの姿を特集します。
道端でエサをついばんだり、水たまりで水浴をしたり、チュンチュン鳴いている姿は可愛らしいのですが、この小鳥は意外と気が強いことに気が付きました。仲間同士で派手に喧嘩をしたり、他の鳥にも敢然と立ち向かっていきます。
最初の写真は晩秋の朝日を浴びて、休憩中の彼らです。
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この日の朝食は公園のイネ科の雑草の実だったようです。食休みの日向ぼっこ中です。
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エサ探しに来たところですが、カメラを向けたら目が合ってしまいました。Nov_25_2011_039

幼鳥の水浴びです。201663_dmc_0227

円らな瞳が可愛いですね。これも目が合ってしまいました。201663_dmc_0230

親鳥と羽繕い中の巣立ち雛です。親鳥は上の段で周囲の警戒を怠りません。201671_dmc_0061

こちらでは河原で日向ぼっこです。2015113_001_edited1

撒かれていた米に集まってきたスズメたちです。1_201671_dmc_0131

上から仲間に飛びかかろうとする1羽を捉えた写真です。気性の荒い一面がうかがえます。Dec_12_2012_001

縄張りに入ってきたスズメを追い出そうとしているハクセキレイと睨み合うズズメの姿です。201671_dmc_0144

戦いは場所を変えて続きました。羽を広げて威嚇するハクセキレイに対して、尾を立てて低い姿勢で敢然と立ち向かうスズメです。201671_dmc_0156

スズメ団子。寒さに羽を膨らませて耐えるスズメの若鳥たちです。以上、スズメたちのありのままの姿のいくつかをご紹介しました。Feb222013_014_edited1








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